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勝手に名画考察(Θ_Θ)
一般の絵画好きが、勝手に名画を考察したり。
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カミ―ユ・コローの作品で、『フィレンツェ、ボボリ庭園からの眺望』があります。

フィレンツェの町並みというと赤レンガの、どちらかというと落ちついていながらも、明るいイメージがあります。
この作品は、小高いところに建つボボリ庭園からの眺望ですから、
町のなかでも比較的背の高い寺院や時計台が目立つのです。

画面上方に町の上に広がる空を含めているのが彼の描き方らしいです。
この空のおかげで、この絵にもどこしか開放感が感じられます。

寺院の庭には黒い服を着た伝道師が歩いていたり、話をしていたりしています。
これもこの町のまじめさをかもし出していて、どこか聖なる所なんだなと、感じさせる場所です。

手前の庭園木々、そして町との境にそびえてまっすぐと立つ木、
また、遠くまで見渡せる山々など遠近法を用いていて、スケールの大きい作品です。

一見静かな絵なんですが、話をしている伝道師や、動きのある雲、わずかに揺れている木の葉から、その場の風の流れや小鳥のさえずりさえも聞こえそうな絵です。
 
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写実画家のカミーユ・コローが、晩年の1860年代に描いた作品が「思い出」シリーズなのですが、『モルトフォンティーヌの思い出』という絵画もその1つ。
タイトル通り、風景を回顧的に描き上げた作品です。

この先品は、皇帝ナポレオン3世も国家相手に購入するよう命じたという大作です。
湖畔にたたずむ親子が若干遠めに描かれています。

この作品にもコロー独特の、色彩をできるだけおさえて光と影を表現するというパターンが出ています。
静かな湖に映る森、湖畔にそびえる大木、向こう岸からさらに遠方に遠ざかっていく峰など遠近感もうまく描かれています。

子供と母親が花や宿木を摘む姿からは、古きよき時代という回顧感が伝わってきますね。

しかし、とても回顧画とは思えない写実性で驚かされます・・。

”実際の風景を思い出っぽく”という感じで自身の表現力に挑戦したのではと思うのですが、抒情的な記憶としての風景と、風景とはこんなものだという現実、
この2つの要素を交えた場合、
ヘタするとファンタジー止まりになりそうなものなんですが、
こうも写実的に表現されると参るしかないですね。
19世紀のフランスで写実的な絵画を代表する画家の一人、
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 。
銀灰色といわれるような褐色の作品が多いのが特徴です。

「真珠の女」では、写実的に描く絵ですが、
写真を撮ったかのような正確さで表現しているのが特徴です。

コローの作業場の近くに住む古織物商の娘さんをモデルにしたようですが、
座った女性の上半身が描かれています。
そのポーズと美しさから、モナリザと比較されるほどの優美さが感じられる作品です。

色彩の豊かさはかなりおさえているのですが、
それでも画面からは、女性らしい曲線と光と影の対象が見事に描かれており、
生き生きとした積極的なイメージのする絵です。

真珠というのは、娘さんの額にかけられている木の葉が真珠に見えたから名付けられたようです。
本人がそう呼称するようになったのか、絵を見た人達がそう呼んでいたのか不明ですが、飾りの木の葉が真珠と見間違えるくらい、優美な女性として描き上げた・・ということは、何かしらの強い想いがあったのでは・・?と考察。

でないと、こうも美しく描けないだろうなあ。
 
17世紀を代表するフランスの古典主義の風景画家で、クロード・ロランがいます。
風景画家の巨匠と呼ばれるほどの人物。

ロランが描いた風景画でもよく注目されるのが、『カンポ・ヴァチーノの眺め』です。
古代ローマの遺跡が描かれている点で興味深い作品です。

この作品の中で、ローマの遺跡として凱旋門が画面左に配置されています。
威風堂々としたこの門は、古代ローマの繁栄を物語っています。

また、画面奥には、コロッセオという円形闘技場が遠めに見えます。
遠近感がとてもうまく描かれている点で、今日の画家のお手本となっています。

空に関しても、多くのスペースを使い描いていますが、
雲の形をそれほどはっきりと描いていないにしても、
遠近感が感じ取れる描き方です。

広々とした空間を感じさせるいい作品で、
まさに「眺め」と題するには申し分ない作品ですね。
 
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18世紀のフランス新古典主義の風景画家、
ピエール=アンリ・ド・ヴァランシエンヌが1787年に描いた作品に
『アグリエントの古代都市』という名作があります。

ピエールの作品は、画面の上3分の2が空という独特の描き方をすることで有名ですが、
この作品も上部の空の描き方がとてもいい。
清らかな空が画面に映えています。

アグリエントというのは、イタリアのシチリアにある古代都市です。
17世紀にすでに古代都市だったわけで、かなり古い都市になりますね。

しかもこの作品は構成作品なので、想像で描き加えているものがあります。
それは、古代衣装を着ている人々です。
その地方の博物館に展示しているものを見て、ピエールが想像して加えています。

遺跡は本当のものですが、そこに古代衣装を加えているという発想が面白いですね。

絵の中に光や空気を閉じ込めたかのような描き方だけでも、魅力を語るには充分なんですが、
遺跡に当時の人間を登場人物として描き加えることで、
よりリアルに、風景画に留まらない物語性を感じます。
 
 
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